Tさまから、ご実家のピアノの調律をご依頼いただきました。
年数が空いている事や、タッチが重いので少しでも軽く、と事前にご要望いただいていましたので、1日お時間をいただき、保守作業をさせていただく事にして、お伺いさせていただきました。
北朝鮮製(PACO GRATIAE)のピアノです。私の第一印象も、重い!でした。 これでは、弾いていて疲れてしまうであろうと、内部を細かく点検。
バランスピンにかなりの錆がでていたため、後日もう1日お時間をいただく事にして、その日には鍵盤以外でできる作業を行いました。
ハンマーの回転運度部も動きが鈍い所があり小修理を。
東京から、調律の日程に合わせ、ご実家まで来てくださったTさまでしたが、後日の作業時はさすがに度々なんどもいらっしゃれないとの事で、修理作業をお見せできなかったので、写真だけですが、アップさせていただく事にしました。
画像は拡大できます。
オリジナルの錆びたバランスピンは鉄にメッキしてあるだけですので、まだ錆びていないものも、今後の安心のため、全て交換いたしました。
合わせて、虫食いのバランスパンチングクロスも一新し、鍵盤の高さ調整から基準に揃えなおしました。
こどもの頃に貯めたお小遣いで買われたという思い入れのあるピアノを、今、大人の教室に通っていて、東京へ移動して、また大切にお使いいただけるとの事で、ピアノもとっても喜んでると思います♪
初日の調律とアクションの調整だけでも、軽くなったと喜んでいただけました。
後日の仕上げ作業で鍵盤の動きもスムーズになり更に心地良く弾いていただけるかと思います♪
今回、南部町からのご依頼で、実は少し躊躇しました^^;
山梨県内出張費無料とうたいつつ、南部町にはこれまで22年間、各地に調律の仕事へ行っていますが、実は行った事がなかったのです。
でも、調べてみたら、朝霧高原を通り、富士宮を抜けていくと近い!って事がわかったのです。
はじめて、桜峠越えをしました。
この記事へのコメントはありません。