ピアノの先生からのご紹介で、数十年調律をされていらっしゃらないという
Dさまのお宅へ、先週末に見積もりへお伺いさせていただきました。
ヤマハのピアノでよくある、経年劣化による…
糸(バットスプリングコード)の貼り替え修理が必要な状態でした。
しかも見事に!? ほぼ全滅と言えるほど切れていました。
ただ、その他もちろん音の狂い等はありますが、置かれていた環境が良く
錆カビもなく、虫にも喰われず、当時の高級なモデルUXタイプ♪
お手入れしてあげたら、と〜ってもよくなるピアノで嬉しくなりました。
糸の貼り替えは、その場でもできるのですが、時間的にお預かりさせていただき
工房で張り替え、お客さま宅へ戻して、最終仕上げ調整をさせていただくことになりました。
茶色く劣化し切れてしまった糸を剥がし、新しい糸に貼り替えました(全88本)
写真にはありませんが、ハンマーへの針入れ、整形、
細部の掃除、センターピンチェック、スプリング調整、
バットスキンへの潤滑パウダー塗布等、必要な作業を行いました。
本日アクションをお戻ししての最終仕上げ調整&調律です。
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